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2017-01-08 08:00

社会

コンテナ船が衝突、パシル・グダン港沖で燃料流出

コンテナ船衝突
コンテナ船が衝突
ジョホール港湾局(JPA)は、4日、シンガポール船籍「Wan Hai 301」とジブラルタル船籍「APL Denver」の2隻のコンテナ船が、パシル・グダン港沖で衝突事故を起こしたとし、事故で損傷を受けた1隻のコンテナ船から燃料の流出が確認されたとした。

3日午後11時5分頃、発電機の故障によりコントロールを失ったWan Hai 301が、その近くを航行していたAPL Denverに衝突した。この衝突によりAPL Denverの燃料タンクの一部が破損、およそ300トンの燃料が海に流出しているとみられる。

停泊には混雑が予測される
燃料流出を抑えるための早急な対応が、ジョホール・ポート社などにより進められており、この事故による死傷者の報告はなく、燃料流出による近隣住民への影響も今のところないとされる。

また、JPAから事故の報告を受けたシンガポール海事港湾庁(MPA)により、シンガポール近海にも燃料が流れ着いていることが確認され、除去作業が行われている。MPAは、Wan Hai 301による衝突事故の原因究明に努めるとした。

現在、通常業務が行われているパシル・グダン港では、近海で流出した燃料の除去作業が、天候などにより長くて1週間続くと予測され、しばらくはコンテナターミナルでの停泊に時間がかかるとされる。

(画像はジョホール港湾局HPより)


外部リンク

ジョホール港湾局プレスリリース
http://www.lpj.gov.my/

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