2016-03-13 04:30
社会
ペラ州で37人が食中毒、うち1人が重体
地元の屋台で食事をした37人が症状を訴える
ペラ州の屋台で食事をした37人の地元住民が、食中毒の症状を訴え、病院に運ばれたと、5日、New Straits Timesなどのマレーシアメディアが伝えた。症状を訴えたのは、ペラ州、バトゥ・ガジャのスプテにある屋台で食事をとった、2歳から71歳までの計37人で、吐き気、頭痛、筋肉痛、ひどい場合には意識を失うなどの症状がみられた。
原因は殺虫剤に含まれる成分
事故後の調査では、その屋台で出された食べ物の中に、有機リン酸エステルの成分が含まれていたことが明らかとなった。有機リン酸エステルとは、おもに殺虫剤などに含まれる物質で、有機リン中毒を引き起こす原因として最も一般的な成分である。地元警察とマレーシア保健省は、屋台を管理する責任者から店の衛生面に関する聞き取りを行っており、さらには、これらの責任者以外からの聞き取りも行ったとしている。
入院する3人のうち、1人は今なお重体
4日の朝、体調の異変を訴えた37人の殆どが病院に入院することとなり、そのうち3人の症状は非常に重く、現在も入院中である。すでに退院している24人の患者らも、再度、病院での診察を必要とする。10日現在、ペラ州の公立病院に入院する2人のうちの1人は、未だ集中治療室に入っている。また、別の民間病院に入院する1人は、順調な回復をみせている。(BERNAMAより引用)
(画像はイメージです)
外部リンク
New Straits Times
http://www.nst.com.my/news/
BERNAMA
http://www.bernama.com/
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