2016-01-17 01:00
社会
マレーシアでムスリムカップルの離婚が急増中。電子機器も一因か

1日156件の離婚が発生
タブロイド紙によると過去6年間のムスリムカップルの離婚件数は274,000件で、1日あたり156件の離婚が発生しているという。しかも、2011年には43,749件だった離婚件数は、2014年には53,870件と3年で10,121件も増加している。女性・家族開発・社会省のDatuk Seri Rohani Abdul Karim大臣は、離婚したカップルのほとんどは結婚して5年以内だと指摘し、
「この状況は5年という期間が結婚したカップルにとって非常に重要だということを間接的に示している。」(MALAYSIAN DIGESTより引用)
と述べた。気になる離婚理由
離婚理由の主なものとして、妥協できない違い、配偶者を騙したため、配偶者のいい加減さ、家族をぞんざいに扱ったため、金銭的な問題などが挙げられているが、電子機器やソーシャルメディアも離婚原因の一つであるという見方もある。マラヤ大学の準教授で心理学者でもあるDr Mariani Mohd Nor氏は「WhatsApp」などのメッセンジャーアプリが、トラブルの際に若いカップルが怒りを表現するプラットフォームになっていると指摘する。
「WhatsApp」はSMS料金を払わずに、メッセージを送信できるのが特徴だが、若いカップルが怒りを表現するメッセージを送った時、受け手側は本来の送り手の意図とは異なる意味に解釈することがあるという。
同氏はトラブルがあった場合はソーシャルメディアなどを使うのではなく、話し合いをしたりカウンセラーに相談したりすることを勧めている。
(画像はイメージです)
外部リンク
BERNAMA
http://www.bernama.com/bernama/
関連する記事
-
2017-01-18 23:00
-
2017-01-18 22:00
-
2017-01-16 03:15
-
2017-01-16 03:00
-
2017-01-11 13:00